Elastic Beanstalkに恋してしまいそう

しんぞうくん」のデモサイトを早急にオープンさせる必要性が出てきた。前々から気になっていたので、ちょうどいい機会なのだが、実はSarvaが借りているレン鯖では動かないのだ。かといって他のレン鯖をわざわざ借りるのもどうかと悩んでいるうちに後回しになっていた経緯がある。
そこで、これも前々から気になっていたAWSを使ってみてはどうかと思い至った。きっかけはデブサミ関西2013での基調講演なのだが、そのデブサミ関西にきておられた@こと安川さんに相談してみることにした。そこで勧められたのが、Elastic Beanstalk。Elastic Beanstalk自体は、以前どこかのイベントの@こと片山さんのセッションで見てから気にはなっていたので、使ってみることにした。で、

恋してしまいそう…。

そもそも、クラウド自体は前から視野には入れていたのだが、AWSに手を出さずにレン鯖を使っていたのはIaaSはやはりハードルが高いからなのだ。特にネットワーク周りにあまり詳しくない私としては、LAN内のサーバならいざ知らず、インターネット上に公開するサーバを構成するのは少し荷が重い。そういった意味でいろいろ設定が済んでいるレン鯖か、あるいはPaaS環境がいいのだ。ところが、いわゆる共有レン鯖やPaaSというのは自由度があまりない。時にはSSHでログインしてコマンドでガシガシいじったほうが早いこともある。これができない。するとしたら、専用レン鯖になるのだが、こちらはコストがかかる。
この両方のいいとこどりができるのがElastic Beanstalkなのだ!管理Webコンソールから数回クリックするだけでPaaS環境が作れる。ところが、その実、AWSの各商品を組み合わせただけなのでSSHでログインして、root権限でいじることもできる。これは便利だ。

実際、ほぼ半日でデモサイトが起動した。肝心の「しんぞうくん」自体の動作確認がまだなので、「オープンした」とはまだいえないが、このお手軽さは驚異的だ。

なんにせよ、ハンズオン資料やらマニュアルやらいろいろと紹介してくださった上に、こちらの疑問にも丁寧に答えてくださった安川さんには、感謝感謝。