Oracleのインストール

久しぶりにOracle DBをインストールする必要が出てきた。過去何回かインストールした際は何ともなかったのに、今回は苦戦したのでそのメモ。
インストールはOracle Database 11g R2でOSはWindows 7 64bit。現象としては、インストーラの途中で「前提条件のチェック」というのがあるのだが、その途中でインストーラーが落ちるというもの。最初は次の画面(サマリー画面)の表示処理に時間がかかっているだけと思っていたが、タスクマネージャでプロセスを監視していると明らかにインストーラーのプロセス自体が消えている。Google先生に尋ねてみても、全く同じような現象が見当たらない。そこで、いろいろと実験した結果最終的には何とかインストールできた。
で、私が行ったことが以下の3コ。今となってはどれが主原因かわからない。

Professionalへのアップグレード

まず行ったのが、これ。インストール対象のマシンが、Windows 7 Home Premiumだった。あまり気にしていなかったのだが、対応OSを確認してみると最低でもProfessionalが必要とのことorz。ということで、まずはOSのアップグレードを行った。私はProfessionalのライセンスを持っているので、これは、Windows Anytime Upgradeを使えば簡単。

Zipファイルの再ダウンロード

次に行ったのがこれ。Oracle DBのインストーラーというのは、メディアではなくダウンロードサイトからダウンロードした2コのZipファイルを使う。容量が大きいだけに、これが壊れている可能性もある。ということで、再ダウンロード。

PATHの書き換えと短縮

最後に行ったのが、これ。恐らく、これが原因としては一番濃い。それは、環境変数PATH。実際、「前提条件チェック」画面でPATHのチェック中にプロセスが消えている。PATHがWindowsのデフォルトでは「Path」と記述されている。Windowsでは大文字小文字は基本は区別しないのだが、Oracle DBのインストーラーが作られたJava言語は区別する。そこで、まず、「Path」を「PATH」とした。
次に、Google先生に聞いてみると、どうもこのPATHの設定内容がやたら長いと不具合を起こすらしいということがわかった。そこで、現在の設定をいったんテキストファイルなどにコピペしておき、ほとんどのPATH内容を消去し、再起動。これで、無事インストールすることができた。もちろん、最終的にPATHは元に戻しておく必要があるし、その際Oracleインストーラーが書き加えたものも追加しておく必要がある。