Pleiadesを入れたら…

とあるJava講座で、MacでPleiades All in One Eclipse - Archit!! の記事を使ってMac上にJavaの開発環境を構築する講義をしていた時のこと。8人近くの受講生さんが環境構築を行っていた。上記記事にあるように、実際のインストールというのはそれほど大変ではない。特に、それまで、テキストエディタとjavacコマンドでJavaコーディングを学習してきた受講生さんたちだけあって、Macそのものの操作には慣れているので、わりあいすんなりインストールは完了した。
そこで、いざ、Eclipse(Pleiades)を起動。
すると、2、3名の人を除いて、起動しない…。
起動途中、スプラッシュがでた後すぐぐらいにエラーダイアログがでて終了してしまう。
起動しない人の状態を確認してみても、インストール手順には問題がなさそう。調べること1時間、ひとりの受講生が「先生、こんな記事が…」とヒントを発見してくれた。

-clean

そうだ…。
忘れていた orz
Pleiadesサイトのトップページにも、[Pleiades 概要] の [注意] のところに

Pleiades を更新したり、他のプラグインを追加・更新した場合は必ず起動オプションに -clean を指定して起動してください。 Windows の場合は同梱している "eclipse.exe -clean.cmd" で -clean 起動できます。-clean 起動しないと、configuration の古いプラグイン情報が使用され、起動できなくなったり、更新したプラグインが正常に動作しなくなったりします。

http://mergedoc.sourceforge.jp/

と記述されている。私が今までインストールしてきたのは、新品の状態でのインストールだったので、 -clean なしでもちゃんと起動していたのだ。実際、今回の受講生さんで起動しなかった人は、ダウンロードしてきたEclipsePleiadesを適用する前に起動をしていた人が多かった。
さて、Macで -clean オプションを適用する方法だが、これはWindowsよりもむしろ簡単だ。Macの場合ベースがBSDなので、アプリがコマンドラインから起動できる。Eclipseを解凍したディレクトリが
/Applications/eclipse
とするなら、
/Applications/eclipse/Eclipse.app
というのがアプリの本体ということになる。これを、 -clean オプションをつけてコマンドから起動すればいい。コマンドは、

/Applications/eclipse/Eclipse -clean

となる。実際、このコマンドをつけて初回起動をしたら、全員の受講生さんが無事起動できた。