情報へのマークアップ
http://mozilla.jp/events/2011/fxdevcon-osaka/ に行ってきた。こういったカンファレンス系は東京開催がほとんどなので、大阪開催はありがたい。内容への評価は他に譲るとして、私はひとつだけ。
トークセッションゲストの @bathtimefish こと村岡正和さんと懇親会で初対面にもかかわらずやたらと熱く盛り上がった話題がある。それは、HTMLのマークアップに対する姿勢だ。マークアップはデザインのためにあるのではなく、あくまで情報に対してマークアップするべきだということだ。この考えについては、私は以前から知っていたのだが、Webデザイン プロフェッショナルワークフロー・バイブル - Archit!!を読んだときに、より堅固にそう考えるようにり、HTML5のタグを知ることによって決定的になった。
これからのWEBサイト制作においては、お客様から頂いた原稿をそのまますでにデザインされたタグの中に流し込んで出来上がりというようなものは通用しない。上記本にも記載されているように、まず情報構造を設計し、原稿の内容を精査し、デザインされていないプレーンなHTMLでマークアップするべきなのだ。マークアップされたプレーンなHTMLが完成した後にCSSにてデザインを当てはめていく。こういった手順が必要だし、それをサイト制作の工程として組み込んでおかないといけないのだ。それには、そのサイトのブランディング戦略、もしくは、マーケティング戦略が根底にないといけない。でないと、情報構造を設計できないから。