地方の中小SI企業とクラウド

今日の日経新聞の一面トップがクラウドに関するものだった。このブログにリンクを載せようと調べていたらおもしろいものを見つけた。
http://allatanys.jp/A001/20091009.html
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紙面上では確実に一面トップなのに、一面を比べる上記サイトでは載っていない。この扱いの差はいったいなんなのだと思ってしまった。
それはさておき、私が所属しているような地方の中小SI企業がどうクラウドと向き合っていったらいいのかと考えてみる。SI企業自体の規模が小さいのだから、当然、顧客も中小企業がほとんどだ。さらに、地方地盤。中央の技術の波が地方まで伝わるのに数年かかっている現状を考えると、よほど鋭敏な感覚をもった技術者集団でもない限り、社内の動きというのは驚くほど鈍い。提案する側がそうだから、提案される側の顧客となるとさらに鈍い。今回のように日経新聞の一面トップになってようやくSI側は「クラウド、ん〜、クラウド。」と名称だけが頭の中を空回りして具体的な内容は何もない状態。顧客側になると「ほう、クラウドっちゅうんがあるんか。でも何それ?」みたいな認識だろう。
このタイムラグを逆に利用し、中央と同タイミングで技術対応していると、それだけリードしたことになり優位に立てるのではないだろうか。