VBは困った
少し暇みたいだから手伝え、ということでつい先日までVB.NETの案件を手伝わされていた。本格的なVBコーディングというのは初めて。一応、初心者だということで簡単なマスター管理をやってみてくれ、ということで参考ページとして
新グリッド・コントロールの豊富な機能と高い表現力(1/3) - @IT
を紹介された。曰く、この記事とまったく同じ手順で作って、後は、社内の○○マスタ管理のプログラムを参考にコピペして作ればいいよ、と。
ああ、それならまあ、最初は2日ぐらい、あとは半日でできるかな、と思っていた。指示した上司も同じように思っていた。ところが、
で、できない。
コピペしても動かない。
なぜ?
もういい!
と、腹をくくっていちから理解しながらまったく作り直していくことにした。しかも、後に続く人たちのためにものすご〜〜く詳細なコメントも残して、入力チェックなんかコピペもとの○○マスタ管理なんかよりもはるかに充実したものに仕上げてやった。結果、2週間ぐらいかかった。でも、2コ目以降のマスタ管理は本当に半日で仕上がった。
本格的にVBコーディングをしてみたけど、やっぱりVBは嫌いだ!一番私を悩ませたのはイベントドリブン。WEBシステムのRequest/Responseに慣れると、これは非常に困る。どこでどんなイベントが起こるのか見当がつかないことが多い。気づかないところで勝手にイベントが発生していたりする。しかも、コードで記載する部分とプロパティで設定する部分とに分かれているから、実は悪さしているのがコード中にはまったくなくて、プロパティの設定だったりする。実は先のコピペで動かなかったのは、プロパティの設定までコピペできなかったのが原因。
確かに、GUIでプロパティ設定でいろいろな挙動が変えられるVB、というよりVSプログラミングというのはある段階まではサクっと作れて生産性が高いように思えるが、少し複雑なものを組もうとするととたんに意味不明のことが出てくる。それでもなんとなく動いていて、とりあえず問題がない、という理由で「完成」としているのがどうも実情らしい。うちのてだれVBプログラマに聞いたら似たような答えだった。だから、運用が始まって思わぬバグがでたりするのだろう。
それでも、それで一大市場を築いているのだからそれなりの価値があるだろう。けど、とにかく、私は嫌いだ!その一言に尽きる。