久しぶりに「先生」をした
ひとつプロジェクトが終わった。
なかなか楽しいプロジェクトだった。
このプロジェクトはメインはある市の議会答弁管理アプリの製作。もともとクラサバで作られていたものをWEBアプリに置き換えるというので発注された。といっても、内容的にこじんまりしたもので、一人でちまちま作れるもの。それよりもこのプロジェクトの目玉だったのが、アプリ納入後にその市の情シス部門の職員が自分たちで改変していけるように教育をしてほしいというのが発注の中に含まれていたこと。当然「講義料金」もこの講義の準備にかかる料金もちゃんと請求できる。もともと講師な私だし、人材育成に興味があったので飛びついた。もっとも、社内にWEBアプリのできる人間が私しかいないから、当然私しかできないのだけど。
さらに話を聞いていくと、Microsoftの縛りをなくしたいので、
CentOS + MySQL + PHP
とのご指定つき(流行にのったといううわさもちらほら)。しかも、「われわれは素人なので、単に言語だけではなく、これが正しいWEBアプリだ、というものを教えてほしい」ということ。つまりはアーキテクチャをふまえてということね。私の得意分野じゃないか。PHPなので、フレームワークまで使用する必要はないと思い、ただ、Smartyをテンプレートエンジンとして使うことはお勧めして、了承を得て、プロジェクトがスタートした。
講義回数を全5回として、てカリキュラムは、PHPの「カキカタ基礎」から始まって、オブジェクト指向PHP、SQL、PDO、MVCアーキテクチャ、Smartyまで。すべてカリキュラム、シラバス、教材も私が作成した。教材作成も久しぶり。
終わってみれば、大好評だった。予想通りというか、製作されたアプリそのものよりも講義のほうがクライアントには印象深かったみたい。