数値シミュレーションの経営
ネットニュースで面白い記事を見つけた。日経BPの「中小ソフト開発会社が下請けから脱出する道」だ。かねがね、私は経営者は数値シミュレーションができないとだめだということを言い続けているのだが、「わが意を得たり」という内容。
ビジネスモデルを考える際は、数値を伴う市場調査と数値を使ったシミュレーションを行わないとだめだ、と私自身は教わってきたし、企画書というものはそういった情報が含まれていなければならないといわれてきた。それゆえに、何回か企画書をつき返されたこともあるし、実際にやってみると難しい。それでも、研究ならいざ知らず、実際のビジネスとして会社の資産を使って行うビジネスモデル=企画なら、極力リスクを減らさないといけない。リスクドリブンという考えからは、数値シミュレーションは当然だと思う。
おおよそ、数値シミュレーションができない人がトップの会社というのは先が見えている。それでも、成功する会社というのは天才としかいいようのない勘の鋭い人がトップか、あるいは、数値シミュレーションができる部下がそばにいて、そのシミュレーションを尊重するか、であろう。